[Result] 60 QSOs
1.9Mhz,3.5Mhz,7Mhz,10Mhz,18Mhz
※JA=83%
[Antenna] Single Delta Loop for 18 Mhz
MicroVert for Low band 7.5mH
[Rig] TS-480(50~100w operation)
[Picture] The famous stature of Cheju
[QTH] Jungmun (Seogwipo) , Cheju (Jeju) Island .
[Comment] I was not in good (body) condition on 10/APR , I could not continue operation .
[計画]
韓流ドラマファンとしては一度は行ってみたかった韓国、今回は本土ではなく、のんびりとした雰囲気のある済州島を選びました。(オールインやシュリ、チャングムの誓い、結婚の女神などのロケハンが行われています)
ところが、済州市の国際空港に着いてみると、空港内は沢山のお客さんでごったがえし、到着ゲートを出ると車もいっぱい。ここを運転して行くのか!?
既にレンタカーを予約していたので、仕方なしに運転を開始したのですが、これは失敗でした。
標識の図表示は分るのですが、行く先を示すハングルが分からない。レンタカー会社の若いお兄さんが設定してくれたナビ(英語で喋ってくれるようにしてくれました)を頼りに、兎に角、前の車に付いて行くのがやっとの運転で、何とか無事に宿までは辿り着きました。
[運用概要]
今回は、お空のコンディションは厳しかったように感じました。8日は10MHZに夕方から出てみたのですが、JAの信号は非常に弱く、ようやく交信、という感じ。CQを出してもほとんど応答は無く、3~4分に1局、応答がある、という感じでした。
9日は18MHZに出てみたのですが、こちらも同じように信号が弱い。SSBもワッチしてみたのですが、良く聞こえるのは石垣島の局、1局だけでした。他にはJD1(父島)への移動局がかろうじて聞こえますが(52くらいで、内容は聞き取れる)、応答するJA局が何を言っているのか分からない。JD1移動局は呼んでみましたが、応答はありませんでした。
10日はJIDXにも出てみたのですが、JAを呼ぶRやBの局が59+でバンドを占有する感じで、JA局は弱い。釣竿100wの某局は、都会の大ビル群の中の蛙のような状態で、CQを出しても応答なしでした。
実は、出発1週間ほど前に腰を痛め、座る姿勢がきつかったのです。コンピュータを使っていて、腕を上げていると、それが非常にしんどくて、9日までは何とか遣っていたのですが、そのうちに遂に腰に「ピキッ」が来てしまいました。しかも、お腹の調子が悪くて、頭も左側がシンシンする。そういう状態では、じっと我慢しながらCWを聞くのが辛く、結局、10日はほとんど寝台でお休みする結果となってしまいました。(夕方、21MHZを少しワッチしてみたのですが、JAは聞こえず、ヨーロッパの局のCQ JAが聞こえました)
ということで、今回はCW主体に60QSOで終了です。QSOいただけた各局、ありがとうございました。
[反省点]
やはり体調が万全でないと駄目ですね。聞くだけでも体力が必要です。とても、ブータンでのような調子は出ませんでした。また、右ハンドルでの運転+字が読めない状態で安易にレンタカーを借りたのは、失敗でした。反省しております。事故など起こさなくて、本当に良かった・・・。
写真は、宿から歩いて15分くらいのところにある天帝淵瀑布の二番目の滝です。平日でも沢山の観光客が訪れていました。
中文(Jungmun)は、済州島では一番のリゾート地だそうで、ハイヤットリージェンシーやシルラホテルなど、素晴らしいホテルが立ち並びます。空港からリムジンバスも多数往復していて、今回の宿は、そのホテルから歩いて15分ほど北の場所だったので、レンタカーではなく、リムジンで移動するのが遥かに良かった。また、タクシー利用の方がずっと安あがりだったと思います。事前の調査が不足でした。
[済州島でのフィラリア問題]
今でこそ韓国で最大の観光地であり、高級ホテルやビーチなどがあって外国人観光客も訪れる済州島ですが、1970年代には韓国でも有数のフィラリア感染地だったそうです。今回、地元の新聞に記事があり、そのことを初めて知りました。
日本では、山梨の日本住血吸虫問題や西表島での問題が、有名な宮入博士の原因究明により解決に向かっていた。1965年に締結した日韓基本条約に基づいて、ソウル大学から要請があり、日本から長崎熱帯医学研究所の片峰先生らのグループが済州島で3年間、活動を行い、一致協力して撲滅に当たったそうです。
現在、様々な問題で捩れている日韓関係ですが、過去にはこうした素晴らしい協力成果もある。これからも、人間の善意に期待したいものです。