[Plan]
Short & Small QRV : MAR/20 ,21 CW or RTTY
Balcony antenna using , so 15m or 17m mainly . 40m or 30m is possible .
QTH: Melilla Spain
RIG:TS-480HX(~100w operation) , using Ctestwin Program
Antenna: Micro-vert . (5m pole on the balcony)
[Result] (UTC) ※JA=only 2 stations .
・BALCERONA(EA3) 2 QSO
・IBIZA(EA6) 14 QSO
・MELILLA(EA9) 491 QSO
※LoTW is ok : I do not issue my QSL Card this time .If you need a paper card , please send me a request by e-mail .
I am returning my QSL when I received by the buro .
※I met a pick pocket in Barcelona and I had my money stolen at the first day on my trip . I was so disappointed and had damages in my heart . Also , I had a sore throat and a little fever . This time , my travel was a kind of failure .
「計画]
3月はお空のコンディションが良いので、過去の記録でQRVがあった場所から候補を探しました。アジア/ヨーロッパ/オセアニア/南米と行きましたので、今回はアフリカ! ですがアフリカは病気が心配で、黄熱病のワクチンを打つのさえ不安。ということで、まずは無事に行って来られそうなメリリャ(スペイン)を目指すことにしました。
彼の有名なG3TXFさんがQRVされている場所からの運用です。ベランダアンテナのため、良くてヨーロッパ/中東止まりかな?とは思いますが、まずはこれも経験。
ちなみに、バルセロナ/イビサ/マドリードと経由して、メリリャは2日間の滞在で旅行計画を立案しました。(世界遺産を見たいので!) それもあって、メリリャだけではなく、バルセロナ/イビサでの運用も考慮して、ライセンスの申請を行いました。(EA3/やEA6/となる)
※写真は丘の上に建つホテル。ドイツチームはこの屋上にアンテナを設営。
[ライセンス]
9H3NHの時と同様に、「日本の1アマとFCCのエクストラ免許を持っていて、どちらのコールサインでも良いので、EA/*****のようなコールサインでの運用許可をお願いしたい」旨、メールで問い合わせたところ、どの機械を使うのかと返事がありました。
インターネットで検索できた運用例では、FCC免許でEA/AH0COのような形で運用許可を申請すると、メールで「そのコールサインで運用しても良い」旨の返事が来て(特にドキュメント=書類は送られて来ず)、その返事をライセンスに見立てて運用をする、というような許可のおり方のようでした。今回もその形で下りて来るかと思ったのですが、エンティティが複数なこともあってか、きちんとした書類で、使用機器(持ち込み機器)と、何時どの場所で運用するかが示されたライセンスが発行されました。
(ライセンス表記はスペイン語です。メールもスペイン語での返答でした)
今回は、AH0COとJA0JHQの二つを書いて送ったため、12月のCEPT条項のRECIPLOCALライセンス既定の変更を考慮してか、AH0、JA0両方ともに使用してよい旨の許可が下りました。
スペイン政府からは大変スムーズな発給をいただき、心より感謝しております。
[運用結果]
今回はホテル泊のベランダ(2.5mもしくは5m)の釣り竿アンテナだったためCWでの運用とし、3.5 、7、14、21MHZで運用しました。
イビサでの10MHZでは夕方に5Uのアフリカも弱いながら聞こえたのですが、免許を見たら10MHZが載っていなかったため、運用しませんでした。
メリリャではドイツチームと同じホテルで、1KW運用の彼らの合間を見て運用しました。彼らは40mでもJAとコンタクトが出来ていましたが、私は14MHZで2局のみ。
※写真は、イビサの港です。写真では船が小さいですが、実物は大きい。
[全体的に]
プアーアンテナのこともあって、ヨーロッパ位しか聞こえませんでしたが、ここではヨーロッパ局は、JAでいう国内局のような感じで聞こえます。7MHZの国内の場合、聞こえる局が短い周期で変わってゆきますが、ちょうどそんな感じ。聞こえる局のプリフィックスが変わって面白いのですが、慣れないとコールサインが取れない感じです。ちなみに、USA局の方がよく聞こえる周波数もありました。近場のイタリアやチェコ、オランダはQSOできたのですが、フランスは、やっとでした。
今回は初日にスリに遭ったことが大きなショックでなかなか気持ち的にリカバーできず、マドリッドの最初のステイから咽喉も酷くなり、最悪の旅でした。「安易な気持ちで旅行に出るのはダメ!」と、思い知りました。
[ドイツチームとアンテナ]
今回は期せずして、ドイツチームと同じ時期、同じホテルでの運用となりました。彼らは5名でのツアーで、すでに1998年頃からキリバスやアフリカでの実績のあるベテランチームです。今回、運用の様子を見せてもらったり、夕食をご一緒させていただいたりして、アフリカでのQRVの難しさを教えてもらいました。黄熱病のワクチンもずっと前に接種済で、イエローカードも見せてもらいました。
写真はホテル(Prador de Melilla)の屋上で、ドイツチームのアンテナが張られています(ダイポールや垂直バーチカルなど)。他にも、屋上のエッジから地面に向けて、7MHZのスローパーや160mの逆Vが張られていました。さすが!
チームの方はほとんどドイツ語でしたが、DJ6TF=TOMさんは英語がお上手で、私とも会話が容易にでき、大変お世話になりました。ありがとうございました。
(Dear Tom san , thank you very much for your kindness in Melilla !)
パラドール・ド・メリリャはハムフレンドリーで、市内ではここでしか運用ができないと思います。マネジャーさんも気さくな方で、大変、好印象でした。
[観光編]
・バルセロナ(サグラダ・ファミリア)
いつもなら楽しい観光なのですが、今回は初日、バルセロナの町中(サグラダ・ファミリアから200mほどしか離れていない場所)でスリにあって、酷いスタートとなり、のち、なかなか気持ちがリカバリーできませんでした。旅行会社のパンフレットには「スリが多いので気をつけなさい」と書いてあったのに、不用意に大きな現金を持っていたし、いつものようにお尻のポケットに財布を入れていた。呼びかけられた時にも「変だな」とは思ったのだけれど、日本にいる感覚で近づいてしまった。何か魔がさしていたような気がします。お人よしを絵にかいたような状態でした。スリに遭ったのは初めてですが、こういうカモさんのおかげで、犯罪が減らない状態を助長する面もあり、非常に反省しました。馬鹿だったです・・・。
写真はサグラダ・ファミリアの入り口からの塔の様子です。15分毎、入れる人数が決まっているので、予約しておかないと、チケットさえ手に入りません。世界中から観光客が集まり、9時入場の最初の回で入ったのですが、日本人ツアーを少なくとも4団体、見受けました。(バルセロナは、添乗員付きのツアーがベターと思います。街のおまわりさんは、自動小銃を持って警戒しています)
サグラダ・ファミリアの内部はこんな感じです。中の装飾は、マルタの聖堂やブータンの寺院の方がずっと素晴らしいと思いましたが、建築としては凄いの一言。放物線を模した曲線が大変美しいです。写真の下部に人が見えていますが、塔の高さで170mもあるところがあり、その高さに圧倒されます。
塔にはエレベータで登りましたが、5名しか乗れないシャトルのような構造で、少しずつ観光客を上げる仕組みでした。エレベータを使わないと上には上がれません(それでも高さ75mほどまで)。
塔からの眺めはこんな感じです。さすがに高度感があります。ちょうど日本人の旅行客の人のすぐ後ろだったのですが、異邦で日本語を聞くと、ホッとしますね。スペイン語はあいさつ程度しか分かりませんし、昨日スリに遭って、心を殴られたような気持だったので、余計に身に沁みました。
塔内部の階段です。目が回りそう。
今回登った塔は、東側に立つ生誕の塔ですが、登りはエレベータでしか上がれず、下りは階段でしか降りれない一方向通行でした。この階段も狭いですが、上の渡りの辺りはもっと狭かった。
それにしても、聖書の幾つかのテーマを題材にした塔の構造と外部の装飾は、本当にもの凄いレベルで、さすが、世界遺産、という感じでした。現在のところ、2026年完成を目指して工事が進められているそうです。
[グエル公園]
バルセロナの街は大都会で、南東側が海に接していますが、平坦な部分が終わると、その先は丘に繋がっています。グエル公園は、その丘全体が公園になっている感じの場所で、山の南東斜面に当たります。事前に見ていた平面地図では、その様子は分かりませんでした。
市の中心に近いサグラダ・ファミリアからは、歩いて30分ほど掛かり、途中から急坂になります。無料で入れる部分は、緑の木々と歩道と、キノコの形状に岩で造られた橋のような部分(ライセンス欄の写真のような)だけで、写真のようなモニュメントのあるところはチケットを得ないと入れません。30分で400人の制限があり、私が到着したときにはすでに売り切れで2時間半先のチケットしかなく、入るのは諦めました。(この中のトカゲさんを見たかったのですが)
[イビサ島]
イビサは地中海に浮かぶ島で、島全体が世界遺産となっているそうです。(複合資産)
島の南側に岩の城壁が残るキャスルがあって、ここを中心に、斜面に白い石壁の街が続きます。ヨットハーバー横のホテルから歩いたのですが、湾を回る地形のため、30分ほど掛かりました。また、人影がまばらで、ちょっと怖い感じもしました。白壁の家が続きますが、人が住んでいるところは半分もない感じで、半遺跡の感じでした。世界遺産、という感じはあまりしませんでした。
お城の壁の辺りから見たイビサの湾の入り口です。左奥がヨットハーバーになっています。前回、マルサに行ったので、私には似たような景色に映りましたが。(規模はマルサが大きいです)
イビサ島はリゾートで、飛行機では、お年寄りの夫婦の方の観光客が多かった。スペインの女性はおおらかで、笑い声も賑やか・・・。
オーシャン・ドライブというホテルに泊まりました。4階建ての白壁の建物で小さ目なホテルですが、窓からの景色も良く、ファミリアーでとても雰囲気の良いホテルでした。お勧めです。
[マドリッド]
イビサからメリリャへの移動の際、飛行機の時間の関係でマドリッドで一泊しました。空港から2.5kmほどの小さな町中のホテル利用です。写真は、部屋からの景色ですが、正面の家々の奥が空港で、夜中も飛行機が飛んで、かなり音が響きました。
街はおしゃれですね。綺麗な感じです。(今までのところ、街はどこも清潔感がありました)
[メリリャ]
5階の部屋からの街の眺望です。丘の上なので、見晴らしが良い。(アンテナはこのベランダに張りました。釣り竿MVです)
兎に角、風が強くて屋上は立っていられないときもあるそうです。街は風のおかげか、ちょっと埃っぽい感じがしました。周囲13kmほどの範囲の大きさの街で、国境にはフェンスが張られているそうです。
※ドイツチームの飛行機は着陸できず、一旦出発地に引き返し、再度の飛行で着陸できたとのこと。プロペラ機です。
昔使われたらしい大砲が、海辺のキャスルの上に設置されていました。湾には大変大きなフェリーも見られました。それほど大きな町ではなく、あんまり観光する場所がありません。
[旅情報]
・バルセロナ空港とサグラダ・ファミリア間のタクシー料金は、片道41-44ユーロ。
・イビサ空港とヨットハーバー間のタクシー料金は、片道20-24ユーロでした。
運転手さんは飛ばします。右側通行ですし、レンタカーは慣れてからの方が
良いと思います・・・。
・マドリッドは空港近くのホテルに泊まったのですが、タクシーは初乗りで20ユーロと
決まっているようです。ただ、帰りはホテル前でタクシーを拾ったところ、15ユーロ
でした。
タクシーの運転手さんは皆、親切でした。
・スペインは空気が乾燥していて、喉と鼻を遣られます。結構つらいです・・・。
(その後、発熱して大変だった)
・地下鉄はスリが多いそうです。相手はプロです! 街中でもやられました。
少人数での行動(特に一人歩き)は、お勧めできません。何かあってもヘルプ!
ができないし、お巡りさんも呼べません。