常設展は細川宗英さんの塑像のほか、絵も幾つか飾られていましたが点数は少なく、３０分ほどの見学で、後、諏訪湖畔を散歩。武田勝頼の許嫁で謙信の娘＝八重垣姫の銅像（だいぶ太って見えまして、姫様！というのと少し印象が違いました）の前まで行きました。芝生には困ったことに「ワンちゃんの糞（乾いているけど）が多数」、また、菱の実が落ちてました。

　菱の実は初めて見ました。

　友人曰く、「水中植物の実で、実が固く、棘があるので撒き菱として使われた」そうです。うむ、知らんかった・・・。（上右の写真）

　昼食をいただいた後で、リニアアンプ製作用の部品を買って帰りました。

　それにしても車の中は豪く熱く、いやあ、４月でこんなことってあるんですね。

　先週の山登りの後、甲府駅から片道２車線の道を西に向かって走っていた時のこと、左側の歩道に一匹の黒い猫が進み出てきました。

　私は時速20kmほどで左車線を走っていて、「道路を渡りたいのかな？　では、止まってあげようかな？」と思ったのですが、「私が止まってその横の追い越し車線を車が通り抜けて行くと、却って危ない」と考え、そのまま、いつでも止まれる速度を維持しながら見ていたら、猫ちゃんははっきりした仕草で踵を返して、歩道の中ほどに戻りました。

　どうも、私の車が遅いながらも走っていることが認識できているようです。で、歩道の真ん中を、こちら向きにゆっくり歩き始めた。

「渡ろうとは思わなかったのかな？」

　そう思いながら猫ちゃんの横を通過しました。その時、後ろ右斜めから追い越し車線を、別の車がさーっという感じの速度で、私を抜いて行きました。

「ああ、良かった、もし私が止まって猫が横断しようとすれば、事故になっていたかもしれない・・・」

　追い抜き車が行った後、気になってバックミラーを見たら、黒猫ちゃんは徐に車道に出て、始めはゆっくり、その後、対向車線にも車が来ないのを確認したか、全速力で駆け出して道を渡り切りました。

　もう、本当に驚きました。凄く賢い猫ちゃんです。

　どうやって覚えるんですかね？　経験の少ない子猫じゃあ、こういう難しい判断は絶対無理だと思います。

・最初に私の車を見て、明らかに「渡りません」という仕草を見せて歩道に戻った点

・左右を見て徐に渡り出し、真ん中どこらから速度を上げて、サーッと渡ったその動作

　唸ってしまいました。