144MHZ用 4ele Cubical Quad

 制作にあたり、以下のHPの記事を参考にしました。

テクニカルコーナー/145MHz 4エレキュビカルクワッドアンテナの製作|2019年8月号 - 月刊FBニュース アマチュア無線の情報を満載 (fbnews.jp)

 

 キュビカル・クワッドは構造面から、ブームから伸びるスプレッダーが必要で、上記の記事を参考にして、電子センターさんより丸型のエレメント補助具を4個購入し、そこに農業用のファイバー棒でエレメントを保持しました。

 

 記事にある寸法をMMANAに打ち込んでみました。下に載せますが、F/B比は3エレの方が良いように出ています。(3エレのパターンも、参考までに載せました)

 寸法は以下です。エレメントは、家に余っているエナメル線φ1.2mmです。

リフレクタ:2210mm  間隔 400mm

ラジエータ:2112mm  間隔 250mm

ディレクタ1:2062mm 間隔 330mm

ディレクタ2:2062mm

 

 

 制作の結果、SWRは下図のようになりました。黒色と青色が4エレ時の結果です。周波数がかなり低いところで合っている感じで、頃合いを掴むために、エレメントを1個ずつ外した場合のデータを取って見ました。使う周波数帯は、図の水色の部分です。 

黒色: 4エレ時 高さ 1.4m :140MHZに合っている感じ

青色: 4エレ時 高さ  3m  :全体的には黒と同じ。電信バンドならOKそう。

赤色: 1エレ時 高さ 1.4m :輻射器だけだと144MHZに合っている感じ

紫色: 2エレ時 高さ 1.4m :輻射器+反射器の2エレ 139MHZに合う

橙色: 2エレ時 高さ 1.4m :輻射器+導波器1 142.5MHZに合う

ピンク色:3エレ時 高さ 1.4m :輻射器+反射器+導波器2(離れた方のもの) 

緑色:  3エレ時 高さ 1.4m :輻射器+導波器2本 143.5MHZに合う

 

 ネットで製作記事を見てみると、やはり周波数が合わない事例がありました。輻射器を30mmくらい短くしたり、金属ポールを辞めたら良くなったとのこと。

 今回は製作時、多少ラフだったことを思い直し、エレメントをしっかりメジャーで測りながら修正してみました。

 

 その結果、「輻射器の長さが数ミリ長いことが判明」し、それを修正してみたら、良い方向に進みました。それで、他のエレメントも測定しながら直していったところ、一辺が3mm程度長いケースが多く、これが一番の原因、と考えました。

(他にも、金属ポールとかを近づけてみたのですが、逆に金属ポールを近づけると、周波数が高い方に上がって、これなら良し みたいになってしまいました)

 

 最終的には、下図の緑色が、高さ1.4mでのSWR。赤が高さ4mでのSWRです。

 全体的に凄くブロードですが、一番合っている周波数が、確かに145MHZに見えます。この状態で、144MHZから145MHZまで使えると思います。低いところで幅広く合っているのですが、これ以上いじると訳が分からなくなることを怖れ、暫くは今の状態で使ってみようかと思っています。 

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