しばらく前まで、ボタンのついた当たり前の携帯電話を使ってました。俗に言うガラケーです。その頃はそれで問題なかったのですが、世の中は、使用電波の変更に伴う改編でスマートフォンに移行せざるを得なくなって行くようで、私も遂にスマートフォンに代えました。まず第一の印象・・・。

　使い辛いぞ、これ！

 

　そもそも取説がついておらず、ダウンロードして見ろとか言う。そんな馬鹿な！

　電話が掛かってきて取ろうとすると、緑ボタンを押しても採れない！　左右に指を動かしてもダメ、下にサッとやってもダメ。何なんだ、これは！

 

　使用する場所の関係で、ドコモ系は駄目なんです。繋がり辛い。よってAUなのですが、何とも使いづらく、携帯目的としては酷い種類の買い物でした。

 

　今はようやっとのことで、緑のボタンを抑えながら少し下まで動かすことを理解、だいたい３回やると電話に出られます。⇒使い勝手が非常に悪い。

 

　で、病気の関係で指の動きに障害がある人はというと、

１）電話を掛けても出てくれない

　　⇒　ボタンが押せない、マナーモードに設定してしまう、着信拒否にしてしまう

２）電話を掛けるのも難しい、ボタンが上手く押せない、隣のを押すことも多い。

 

　要は、

１）ボタンが小さいうえに見づらく押しづらい、どこを押していいか分からない

　　まして、画面でずらすなど、もっての外

２）マナーモードや着信拒否してしまったときに、本人が解除できない！

 

　役にたたんのです。

 

　本来、スマートフォンという名前からすれば、便利な携帯電話のはずなのに。

　聞いてみると、老人＝自分の父親や母親、に渡しても使えない！　という人がいっぱいいました。（NTTの方も、自分の母親が使えなくて困っている、と本音を語ってくれました）

 

　思うに、スマートフォン＝小型パソコン、という概念が開発者に強く、多機能であればあるほど良い、画面がお洒落、沢山のアイコンが画面にならび、サッという格好でなぞるのがお洒落、みたいな方針で作っているのではないかと思われます。

　 

　昔、カメラ会社にいたんです。カメラは本当は、露出などの設定が難しいのです。

　シャッタースピードや絞り、更にはAFやフラッシュ発光など。そうしたものをそこそこ電子システムで自動化して、誰にも一定以上の写真が撮れることを目指しました。そして、勉強すればいろいろできるんだけど、「そこに設定すると誰もが、そこそこレベルの写真は撮れる」モード、というのが作られて盛り込まれました。誰かがそれを、

、

「金歯モード」と呼んだ。

 

　老人に使いよいスマートフォン

＝でっかい受けボタンがついていて、誤操作でマナーモードとか着信拒否に入らない、本当に「命のライン」的に使えるもの

 

　そういうものを、出してはくれませんかね？　　爺ちゃん婆ちゃんが、ちゃんと使えるものです。緊急発信用に、たった一つの番号が発信できるだけでも、いいと思うんですよね。

 

　装置というのは、使う人の状況をしっかり吟味・想定して作るべきかと思いませんか？

 

（追伸）

　恐らく携帯電話会社の人は、私のブログなんて読まないだろうから大胆に書きます。

 

　私の加入している電話会社のホームページを見ても、お客様の要望を聞く、という欄が見つかりません。また、電話会社であるにも関わらず、HＰトップ画面に問い合わせ電話番号が載っていない。私がこの会社のトップなら、大切であるはずのお客様に対して、こういう仕打ちはしません。

　一言で言うと、上から目線の嫌な会社・・・。

 

　でも、この会社のサービスを受けないと生活できない私としては、何とか改善はして欲しいんですよね・・・。どなたか気づいて、善処をしていただきたいな。

 

　いまだに身障者の人とは、電話が上手く繋がらない、上手く取れない、を繰り返しています。私自身も上手く取れない。何かの拍子に、「電話を受けるマークの無い画面に入ってしまいます。4回に一回くらいです」

 

　こういう苦情を、何とか伝えたいんですよね。